VRとVTuberの関係性が強まる予感
元々、日本の土壌としてはVRというものは昔から付き合いが深いし、ライトノベルでSAOからなのか、同時期にVRの世界観を元にした作品が多数生まれ、昨今は異世界転生モノということで、これまたライトノベルやコミカライズで多数の作品が生み出され世に出ている。
ライトノベルとVRについて
元々は、こうしたファンタジー系の作品はライトノベルが独壇場だったわけで、そこにVRで世界に飛び込む話から転生してファンタジー世界に行く作品と分かれて行って、昔はそれこそ王道のヒーローストーリーとしてのファンタージー作品だったものが、今では、主人公補正で強い主役がオーバースキルでその世界の主役たる存在になっていくという話が主になっているような気がする。
まあ、この辺りライトノベルは、ソードワールとをベースにしたロードス島やファンシーファンタジーであるフォーチュン・クエストなどから、いきなりSAOやオーバーロードに飛んだ自分としては、時系列でどれがその間にはやったり廃れたりしたのかわからないし、最近の作品はネット投稿作品から書籍化という経過をたどっているので、追い切れていないと言うのが正直で、アニメ化された時に初めてその作品を知るってのがもっぱらなので、まあ仕方ない。
VtubarとIPものについて
話を本筋に戻すと、ライトノベルクラスターにはなじみのVRという存在と、仮想キャラクターとしてのVTuberという存在も相性がいいような気がする。
毛色は違うけど、初音ミクなどのバーチャロイド系だって元は、ファンコミュであったニコ動界隈から広まっていった事を考えて、直近のニュースだとすーぱーそに子がVtubarデビューしたりと、金のかかったVTuberも登場していることを考えると、プロモーションとして活用されるベースがいよいよ整ってきたと言う事なのだろう。
実際、ニトロプラスのマスコットキャラクター「すーぱーそに子」とGREEという座組らしいので(ニトロプラスのキャラだったのか?知らなかった)スマホゲームのプレイなどをして、Youtubeをベースとして活動していくのだろうし、その原資はまずはGREEがVTuberビジネスにかけているみたいなので、GREEが作ったVTuber向けのファンドが金をだしているのか、VTuber用の会社であるWright Flyer Live Entertainmentが出しているのかもしれない。
それはそれとして良い試みだろうし、大手のそうした会社が市場を築いて行ってくれないと牽引役がいないので、市場が形成されることがなく終わってしまうので、その事業が全体としてビジネスたり得るのかというのが大切になってくる。
実際、UUUMモデルのVTuber事務所はそれなりに出来たが、破綻モデルになりかねないVTuber 100人デビューとかは安易に考えていると先日も言ったかもしれない。
IPとVTuberがきちんと連携した例から、どうなっていくのがいいのか?
さて、ここになぜ注目したかと言えば、きちんとしたアニメ系のIPと組むのはこの事例が初めてのような気がするから。
今までは、声優を募集してみたり、VTuberになりたい人向けのオーディションを開いて人を集めようとしてみたり、インフラ抜きのとにかくやってみたい人を集めるビジネスモデルを押してきたVTuber界隈だったけど、ようやくVtubarとIPとの連携が生まれたし、今後、アニメのキャラと絡み合って作品単位でVtubarというのも増えて行く様な気がする。
前後がどちらか忘れたが、アイマスがらみも出ている事を踏まえると、スマホのアプリゲームのIPキャラとの連携が思っていたよりも早いのかもしれない。
ただ、VTuberはやはりYouTuberが元になっているので、YouTuber的な投稿をしていくビデオブロガー的な存在というケースが多くなるのは当たり前で、それで成功したUUUMの前例があるので、乗っかり安いのはわかる。
ただ、以前に投稿したように作品化など、もっと拡張性のある広がりを持ったコンテンツ作りをしていかないと中々に企画を作って投稿をするというのはきついだろう。
実際、YouTuberの様にリアルでの無茶動画を作れないから、似た入り寄ったりのトーク系が多くなりがちだし、そうなってくると差別化ってキャラしかなく、人気がつきづらいだろう。
だって、応援する動機になるような背景のストーリーがそこにはないから、だから、もう少し視点を変えてVRなどとコラボしたりしてVRChatなどを活用したりしていくような事が望ましい気がする。
VRとVTuberがマッチしそうな企画
そんなか、VR系のコンテンツを企画している会社が、結構大作的なコンテンツを作っている。
クラファンで金を集めつつ、コンテンツを供給していくということで、リアルと連動した作品になるようで、中々に面白そうな作品になりそう。
色合いとしては、ダンガンロンパみたいなテイストになるのだろうけど、これのキャラはCGだし、作品と作品をつないだり、まとめたものを公表する場としてのVTuber活動というのは、人気を集めるこつになるような気がする。
と言う話。
ここでようやく、VRとVTuberが重なったわけだけど、没入世界にイマイチ足りないものがストーリーなので、そこはストーリーテラーとしての作品を引っ張るキャラは必要だろうし、定期的に接触できる環境を提供することで、人気を獲得しやすくなる。
オリジナル作品で一番大変なのは初期の人気を如何にしてつくるか?
それは、多様なメディアに取り上げて貰う必要があるし、そのためには、多くの露出と新しい切り口を提供して、今までの枠からはみ出したコンテンツを多様な場所に提供する必要があるのだな~と考えたのでした。
そして、今までにない業界や既存のネット転換していない業界を動かすにはやはり金が必要だ。
自分の持っている企画にも賛同してもらえるよう、そうした要素をきちんと企画に盛り込もう。
蛇足
しかし、この東京クロノスをやっているコンテンツ企画会社はアニメイトラボと同じビルなんだけど、なんか関係あるのかね。
役員なのか相談役なのかにアニメ関係の人もいるし。
そろそろ、pixiv辺りもアイドルこけただけにVTuberとかやってきそうな気はするけどな。