Hulu (ハピオン)の解約 の奨めをする前にhuluの存在とは何かを考える
そもそも、Hulu というサービスはアメリカでもFoxなどのテレビ局や映画会社を中心としたオールドメディアが起こした無料動画配信サイトとしてスタートしています。
変遷として
CMの入る動画広告モデルのサービス
有料会員で広告なしで加入出来るサブスクリプションモデルのサービス取っています。
つまり、TVerとNetFlixの合わさったサービスといえるでしょう。
この対抗サービスはそもそもがNetFlixが急速に広まったために作られたと言われています。
これが2008年に立ち上がったサービス概要ですが、アメリカ国内では先行していたNetFlixにとても叶わなく、有料会員数は900万人くらいと言われており、既にアメリカ本国では頭うちになっているなんて言われています。
※この数字が2015年くらいだが、様々なニュースを拾ってもNetFlixやAmazonプライムの存在感は喧伝されるがhuluはまったくリリースを見ない。
そもそもが無料閲覧で始まっているので無料の閲覧者が4419万人と言われていますが、これも2009年のデータでその後、ドンドン衰退をしていったといわれています。
つまり、今、アメリカで Hulu が存在するのはオールドメディアの意地みたいなもの。
対してAmazonプライムビデオが最後発で始まっていますが、そもそもがAmazonプライムのサブスクリプション会員向けの付帯サービスのため様々なAmazonプライム特典の1つのためユーザーとしてはプライムビデオだけを目的で加入するというわけでもなく且つ都度課金のビデオレンタルなどもある課金制の高いサービスとして会員集客などあえて必要がないため急速に拡大をしています。
単純に集計しても日本でもAmazonプライム会員は200万~300万と言われており既に日本一の会員数を誇るビデオオンデマンドサービスと言えます。
この数が北米で言えば6600万とNetFlixは全世界で7700万件となっている事を考えるとAmazonプライムビデオ恐るべしという数字です。
このように、日本では百数十万人で単純なサブスクリプションモデルのビデオオンデマンドサービスとしてはトップと言えたかも知れませんが、実はあっさりAmazonプライムに抜かれて、NetFlixに猛追を食らっていると言われています。
NetFlixは現状数十万人との想定で、世界でみればまったく存在感がありませんが、NetFlixのモデルはローカルコンテンツを世界配信する事で会員数を世界規模で増やしていくと言うモデルのため、ローカルの数はあまり問題ではありません。(まあ、増えて行く事には歓迎でしょうが)
日本での Hulu (ハピオン)
日本では、日テレというオールドメディアに買収され、しばらくは運営をそのまましていましたが、ブランド利用コストなどを勘案してもそのまま、 Hulu でいるメリットというモノがありなく、コンテンツのみを移転させたいと言った思惑もあったのでしょうが、おそらく契約上huluのみで配信されると言う契約になっているので、サービス名称としてのhuluを外す事ができなかったのではないでしょうか?
コレが、日本独自のシステムにしたが、huluというブランド名だけを使い続けた意味の気がします。
ようやく公式に謝罪をした
【お詫びとお知らせ①】
リニューアルに伴い、動画が正常に再生されない事象が発生していることについて、深くお詫び申し上げます。
また、外部ディスプレイでの視聴方法について、事前に十分なご案内ができておらず誠に申し訳ございません。 pic.twitter.com/xsRe73m5uY— Hulu Japan (@hulu_japan) May 22, 2017
【お詫びとお知らせ②】
現在発生している主な不具合と対応状況について、お知らせを開始しました。
一刻も早く快適にご視聴いただけるよう、今後も全力で対応してまいります。
何卒よろしくお願い申し上げます。
詳しくはこちら https://t.co/uJoUoDRtyB— Hulu Japan (@hulu_japan) May 22, 2017
このように謝罪を掲載している事はいいのだけど、既存会員としては精神的被害だけでなく視聴困難という状態による実害もあったわけで不具合を直すのは当たり前で、それを修正するのはサービス側の努力でユーザーには関係ないンだけどね。
つまり当たり前の事を、やるといわれても、当たり前だろとしか突っ込めない。
消費者契約法上としては、本来既存会員はhulu.jpのドメインにあるサービスと契約をしたのであってhappyon.jpに勝手に変わって既存サービスを強制的に移転させられた事を考えるとhulu.jpを18日になってすぐに何故閉じたのか理解不能だ。
まあ、本体のhuluとの契約がそうなっていたのかも知れないが、そこもユーザーに関係ないわけだしな。
こうした事を踏まえて、サービス向上や安定性などが見込まれるまでhuluは休止しようと思います。
契約期間ないは休止しても視聴は出来るわけだし。
休止する内容で「すまほん」さんも記事を書いていた。
[blogcard url=https://smhn.info/201705-hulu-kaiyaku-matome]
さらにhuluは、マルチモニター環境の場合、PC・ケーブル・モニターがHDCP対応していたとしても、一枚でも非対応モニターが混じっているだけで視聴できなくなるという仕様のようです。
これはDHCPの仕様であってhuluの仕様ってわけではない。
DHCP対応のモニターが登場したときに盛んにアナウンスされていたことを覚えて居る。
まあ、検証結果として実際にVGAがあると映らないのは確かなのでDHCPの仕様なのだろう。
※未だにFireFoxは音声しか配信されない。
NetFlixがDHCP対応と言う事はほんとうなのだろうか?
最高画質の契約をしていた事もあるけど(パソコンとHDテレビではSD画質で十分なためHD・4K契約は辞めた)非DHCP環境でも問題なく表示されいた。
あればSDに自動でなっていたということなのだろうか。
そもそも、もともと、NetFlixは当初はSilverLightでDRMをかけていたが、2013年の段階で完全にHTML5+DRMにしている。
マイクロソフトもSilverLight5以降のリリース情報はとんとない事を踏まえるとホント死んでいる著作権保護を導入しまくっているんだな。
さて、huluの退会をこちらも書いておく
①アカウントにログイン
②契約情報から契約を解除するを押下
③解約意思の確認
これ、解約率を下げるためにサービスとして入れる事が多いですが、以前はこれなかったんだよね。
つまり、コレって日本流の解約、悪印象しか残さないのにわかりづらさを促進している。
隠したい気持ちはわかるが、さすがにWebサービスになれている人はこんな表示で引き留められる人はいないだろう。
※Yahooプレミアムとか酷いしね。
④-1解約前のアンケートに回答
④-2回答して以下を押下
契約を解除するを押す
ご契約の解除後も、05月27日まですべての機能をご利用いただけます。
引き続きHuluをお楽しみください。
と言う事で契約期日いっぱいは利用出来る。
アカウント画面がこうなれば、契約は停止したことになります。
ただ、コレは休眠状態であり昔あったアカウントホールドと同じです。
つまり、hulu側にアカウント情報は残っていると言う事。
これが嫌ならばサポセンに連絡をしてアカウント情報を完全に消去してもらいましょう。
スマホの解約留意点
これもよくありますが、スマホのアプリに解約という機能を設けていないケースが多いのが会員向けのサービスです。
アプリはリリースすると修正に時間がかかったりするので仕方ないですが、本来こうした設計は事前にしておくべきでWebに飛ばすにしても、そうしたやり方はいくらでもあります。
スマホはアプリから解約できないので、ブラウザでアクセスする事で対応出来ます。
また、iOSの場合はChromeは駄目なケースがあるので標準ブラウザであるSafariでアクセスするようにしてください。
まとめ
Huluのリニューアルは完全に失敗となんどもこのブログでも書いていますが、いい加減しつこいかも知れませんが、手じまいの仕方までを考慮して情報をお伝えしていく事が必要でしょうから、細かい事象までを報告させていただきました。
理解と実際の事情は異なっているかも知れませんが、日本のサービスに生まれ変わるという期待があった分だけ失望も大きかったこと、それをhulu側には理解と認識をしてもらいたいと思います。
代替サービスはNetFlixとAmazonプライムで十分ですし。
見逃しはTVerとGyaoで補完十二分にできますからね。