2018年 清水エスパルス VS サンフレッチェ広島 上位食いで快勝!!

J1 第30節

キックオフ:
10/20(土)14:00
試合会場:
IAIスタジアム日本平14870人
主審:
木村 博之
清水エスパルス
2 1 前半 0 0
1 後半 0
試合終了
43 試合後勝点 56
サンフレッチェ広島

2018年10月20日 マッチレビュー

ここに来ての2連勝。ダービーから確実に自信を深めたエスパルスの試合運びは、見ていてもそれこそ不安定だった時とは大きく違って安心してみることが出来る。

まあ、ここへ来て疲労が出たドウグラスの出場スキップは仕方ないが、クリスランも奮起していただけに試合中の負傷交代は残念だったろう。

しかし、エスパルスにはなんと言ってもさらに控えにチョン・テセがいたわけだ。そして、この選手は出てくると不思議と結果を残すまさにモチベーターと言えるだろう。

試合自体は、中断明けからある程度リセットをして、チームの悪い事を見直すとか、良い部分の練度を上げるという時間につかわれているのだろうけど、サンフレッチェ広島の場合は首位に居続けた中で段々と調子を落とし、2位に近づかれている状況で、今日負ければ2位に転落という位置。

逆に、清水エスパルスの場合は、あとは上位にいかに近づいていくか?という段階で上を伺うチームと下にせっつかれているチームの違いだろう。広島は前半はうまくいかず、エスパルスは、うまくいっているところを最大限に活かしている。

エスパルスの試合運びで大きく変わったのは、走る距離ではなく場所にあると思う。

2017年から2018年の前半のメインフォーメーション

こんな形でスタートした2018年あたま。

これはそれまで監督だった小林監督の形で、結局相手のカウンターを封じ込めるだけの対策が取れなかった。

でも、現監督であるヨンソン監督は、これを踏襲して(まあ、今のサッカーいきなり来たチームの根底をひっくり返すようなフォーメーションの変更や人の入れ替えって大幅には行わない)サイドを石毛と金子でスタート、当初はコレがあたり小さい選手が外に張り出して素早い出入りである程度の勝利を収める事が出来た。

でも、それも早々に研究されてしまい、もともと持っていたサイドアタックの良さを最大限に引き出すために、センターサークル位置でボールをプレスして奪いに行く戦術を導入。

なかなか、この戦術の浸透が進まなくつらい時期を過ごしていたけどWカップ明けくらいから徐々に練度も増していき、一進一退出来たなか、ようやくこの後半になって花開いた感じを受ける。

それがこのような動き

オフェンス時にはサイドがこのように上がる

DFを2枚にしてサイドを一段前にあげることで、中盤の厚みを補完してサイドMFをFW位置でウイングのようにすることで攻撃の厚みも増すことになる。

DFについては、ボランチ位置の選手のどちらかが攻勢に参加すると、どちらかが守勢位置でセカンドボールのケアをする。

そこへ残りのセンターバックもきっちりと押し上げてボールを奪う位置を高くすることで、ショートカウンターの効果を最大に高めることに成功している。

逆に守勢に入った場合は

守勢時はサイドを下げる

このときには、FWがボランチのつるべのようになり、どちらかがボールに行ったらどちらかがMFと連携してセンターサークル付近でボール奪取の機会をうかがう。

これが確実に出来る様になってからは、中盤のボール奪取機会が増えて、ショートカウンターの素早い攻撃がかなり増えた。

だから、基本、受けの姿勢になっても以前の2017年の時のように全体がさがってしまい押し込まれることで守勢になるとそれ一辺倒になってしまうという事が少なくなった。

DFも無駄な飛び出しが少なくなり、裏を付かれる事も少なくなるので、守るために前へ出るという効果が最大化されている印象がある。

それにショートカウンターの利点は相手の形が整う前に、前へ出ることが出来るので、今日の後半開始時でのテセの2点目という形も生まれやすくなる。

さらには、コーナーといったセットプレーからの得点が少なかった事を受けての練習の成果も出始め、北川がコーナーから決めた一得点目も素晴らしかった。

北川が覚醒したと言うより、これまで積み上げていた成果がここへ来て出てきたと言う事なんだろうと思う。

この辺りは、ドウグラスが引き上げてくれた面も多分にしてあり、クリスランがともすればポストプレー一辺倒になりがちなところへドウグラスのポストプレーだけではない、回りを使ったり自分が使われたりという献身性からの得点量産がはまったのは、このフォーメーションのスムーズな切り替えが出来る様になったからかとも思う。

3-4-2-1といった様々なフォーメーションを入れて、守勢と攻勢時の切り替えを模索してきたが、4-4-2というフォーメーションを2-4-4といった形にすることでそれを実現して、フィットする形にできるようになったことが、ここ最近の勝利につながっているわけで、やはり、現状に甘んじることなく変化をしていくことが勝利の絶対条件なんだと認識。

だって、広島にはリーグ前半では「ぐぅ」の音も出ないほど押さえ込まれた結果もあり、差があったわけだけど、これを覆した感じを受ける今日の試合。

相手が落ちてきている状態とは言え、ホント、北川の成長などもあるけどエスパルス全体が成長して一つのチームになってきたなという印象。

来年を考えても楽しみだし、残りのリーグ戦をすべて勝利で飾ってAFCにもトライ出来る立場になれれば幸いだ。

もっと欲を言えば、カップ戦もきちんと勝利を収めるだけのターンオーバー出来る戦力と戦術の浸透も実現しれくれれば最強時代も夢ではないと思わせてくれる勝利だ。

スターティングメンバー

清水エスパルス

Pos # 選手名 交代
GK 13 六反 勇治
DF 3 ファン ソッコ
4 フレイレ
25 松原 后
28 立田 悠悟
MF 6 竹内 涼
10 白崎 凌兵
29 石毛 秀樹 交代:
後半22分
30 金子 翔太
FW 20 クリスラン 交代:
前半37分
23 北川 航也 交代:
後半36分

サンフレッチェ広島

Pos # 選手名 交代
GK 1 林 卓人
DF 2 野上 結貴
4 水本 裕貴
19 佐々木 翔
33 和田 拓也
MF 6 青山 敏弘
15 稲垣 祥 交代:
後半11分
30 柴崎 晃誠
36 川辺 駿
FW 9 工藤 壮人 交代:
後半4分
39 パトリック 交代:
後半29分

ベンチ入り選手

清水エスパルス

Pos # 選手名 交代
GK 1 西部 洋平
DF 26 二見 宏志
32 水谷 拓磨 交代:
後半36分
MF 11 村田 和哉
17 河井 陽介 交代:
後半22分
FW 9 鄭 大世 交代:
前半37分
19 ミッチェル デューク

サンフレッチェ広島

Pos # 選手名 交代
GK 34 中林 洋次
DF 5 千葉 和彦
27 馬渡 和彰
MF 14 森島 司
18 柏 好文 交代:
後半11分
FW 16 ベサルト ベリーシャ 交代:
後半29分
31 ティーラシン 交代:
後半4分

試合経過

得点:北川 航也 前半19分1 - 0
警告:フレイレ 前半32分
クリスラン>鄭 大世 前半37分
得点:鄭 大世 後半2分2 - 0
後半4分 工藤 壮人>ティーラシン
後半11分 稲垣 祥>柏 好文
石毛 秀樹>河井 陽介 後半22分
後半29分 パトリック>ベサルト ベリーシャ
警告:北川 航也 後半33分
北川 航也>水谷 拓磨 後半36分
後半40分 警告:柴崎 晃誠

スタッツ

37% ボール支配率 63%
4 シュート 13
4 枠内シュート 5
3 オフサイド 3
19 フリーキック 8
3 コーナーキック 6
0 ペナルティキック 0
警告
2
退場
0
警告・退場
警告
1
退場
0

順位 チーム名 勝点 試合数 勝数 引分数 敗数 得点 失点 得失点差
1 川崎フロンターレ 57 29 17 6 6 44 21 23
2 サンフレッチェ広島 56 30 17 5 8 42 27 15
3 FC東京 46 29 13 7 9 36 28 8
4 鹿島アントラーズ 46 30 13 7 10 43 37 6
5 浦和レッズ 45 30 12 9 9 44 31 13
6 北海道コンサドーレ札幌 45 29 12 9 8 40 43 -3
7 清水エスパルス 43 30 13 4 13 47 41 6
8 ベガルタ仙台 42 30 12 6 12 41 47 -6
9 セレッソ大阪 41 28 10 11 7 34 31 3
10 ガンバ大阪 39 30 11 6 13 33 40 -7
11 横浜F・マリノス 38 30 11 5 14 53 51 2
12 ヴィッセル神戸 37 29 10 7 12 34 41 -7
13 湘南ベルマーレ 36 29 9 9 11 34 38 -4
14 名古屋グランパス 34 28 10 4 14 45 50 -5
15 サガン鳥栖 33 30 8 9 13 26 33 -7
16 柏レイソル 33 30 10 3 17 38 46 -8
17 ジュビロ磐田 33 28 8 9 11 30 42 -12
18 V・ファーレン長崎 28 29 8 4 17 34 51 -17