モッチーです。今日は、四方山話でシャープの買収とホンハイについて。
目の付け所がシャープにならなかった
シャープの買収騒動はホンハイ(自分としてはFOXCONNで良いのでは?って思う。なんでも現地読みにしなきゃ体質ってなに?多分、FOXCONNが買収って話なら却下だったんだろう)
ホンハイって会社、会社は台湾だけど工場がほとんどが中国だから実態は確かに中国なんだろうけど、株の持ち分てどうなんだろう。
まあ、主要の役員が全員華僑の出身者だから(台湾だと外省人っていうんだっけ?中華出身の人)基本的に、内陸出身だ中華民国の出身ですな。
そうすると、支配意欲が強く、トップに立ちたいと言う人達で、厳密な漢人ではないわけですな。
しかし、今の顛末として人員削減すると引当金で、3000億かかるって事にいちゃもん付けて。
当たり前の事を何言ってるの?って話。
支払いサイトが365日って噂のホンハイだと、債務が3000億円だと困るんだろうな。
多分、内地で作っていたり保守をしている製品の工場からの着金がそのくらいのサイトなんだろうな。
基本、ホンハイがでかくなったのは、中華の成長ゆえんで中華があっちこっちで、工場を作るって話に投資して共同で事業をしていく過程で大きくなったから、共産党の基地に工場あっても不思議ではないわけ。
中国って、基本共産党もビジネスしていて、地方地方で事業展開している共和国だから、基本本来はバラバラの国が共産党って篭のカナにぎりぎり一つにまとまっている国家って感じなのでシャープってブランドを守るために身売りするのはかまわないだろうけど、日本の企業であると言う事は忘れて欲しくはないな~。
ただ、買われてしまえば現経営人は確実に放り出されるだろうし、優秀な人以外はいらね~って確実になるでしょう。
ホンハイの買収をテリー・ゴウさんがストップしたそうな。
事情に詳しい関係者によれば、新たな重大情報には構造改革や人員整理など一定の状況でシャープが支払わなくてはならない偶発債務が含まれる。全ての偶発債務が発生した場合、3000億円を超える可能性もあるが、逆にもっと低い水準となることもあるという。鴻海と対抗して買収を目指していた政府系ファンドの産業革新機構は偶発債務の額を計算していたが、鴻海は今週になって全容を知ったという。米紙ウォールストリート・ジャーナルは25日夜、鴻海は約3500億円相当の偶発債務の一覧を24日にシャープから受け取ったと、事情に詳しい関係者を引用して報じた。
引用:ブルームバーグ
詳しい関係者って誰?
まあ、総合家電で何でも屋って言うビジネスモデルは衰退しているので、よほどとがった製品を作るか、中国向けに名前だけのプラズマクラスターを作り続ければいいと想う。中身って、全くのオリジナルではないだろうし。まあ、中国国内でも空気清浄機としてはかなりのブランド力はあるらしいしね。
ホントは、優秀な人は早期退職でささって辞めて何人かで集まって、買収後のシャープとビジネスする会社でもつくればいい。
シャープって名前を残して、その知識を別会社に移して、その別会社とだけビジネスをすれば中身取られないしね。
そんなことしないんだろうな~。ホンハイも許さないだろうし。M&Aではよくある話だったりするけどね。
ソニーなんかも家電は振るわなかったし、パナだって三洋買収は家電は売り払ったし。家電って既に大きな会社からしたらお荷物だろうし、液晶ってコア部品って言われているけどIGZOだけすごいって話で、他はやられまくっているわけだからな~。
フム。
ニュースなどの解説や、ホンハイに売るべき論と、ジャパンディスプレイに売れって論陣と両方見てもどっちに転んでもいい目見れないだろうし、ジャパンディスプレイは、エルピーダのようになるのは確実だろうしな。
その昔は、シャープって一流ぶるような会社ではなく、パナ>ソニー>三菱>東芝>>>>シャープってイメージだった。
感覚的には、シャープとパイオニアってそんなに変わらないイメージだった。
それかアイワ。
アイワはソニーに下請けだったわけだけど、シャープもそんなイメージだったけど、液晶でのぼせ上がったわけね。
それで一流って勘違いしちゃったのかも。
ソニーは金融、三菱・東芝は重電があるけど、シャープってそうした補助をしてくれるようなコアな事業って液晶だけだったイメージ。
事実、伝え聞こえてくる話もそうだったわけで。
別に、それが悪い訳ではないけど、基本的に他者に売って拡げるのが技術の一番の勝ちパターンだけど、自分で作って自分で売ったのが運の尽き。標準化が出来なかったンだろうね。
一部や自分だけが使っっているウチは成功とは言えないしな~。
これがデザインって話なら、別に困らないけど、iPhoneとかが良い例。
デザインの標準になったわけだし。
そうした意味では、Webは流行はあるけど標準化する迄には時間がかかり、標準化した頃には古くなるから困る。
ここ数年はフラット化が進んできらびやかなデザインやグラデーションは減ったけど幾何学や『動き』って部分が大事になった。
まあ、今の方が実は装飾でごまかすようなデザインではなく、ユーザーの目的をダイレクトに誘導するようなデザインが出来るようになったのでそうした事をきちんと意識したいと思った今日この頃でした。
ダメ論を言いたかったわけでもなく、目の付けどころを間違っていた場合は顧みようと言う話。