清水エスパルスの小林監督が 監督解任 されるってよ

サッカーの世界では 監督解任 というのは日常茶飯事でシーズンの途中解任というのも良くあること。

その点、他のスポーツとかなり異なる。

つまり、監督もプロでありチームの成績に責任があり、公約として掲げた内容がチームのフロントとしての要求であれば、その要求を満たさないと契約があっても解任されてしまう。

世知辛いけど、それはある側面ではとても正しくてプロなのだから、コミットしたことは達成しなくてはならない。

その点、今シーズンの公約はJ1のリーグ順位を9位において、まず残留という目標を掲げていたのがエスパルスと小林監督の契約だったと言える。

シーズン中は、はじめは守備を固めて守備から初めてショートカウンターでサイドから中へボールを運んでゴールを目指すと言う戦術を採っていた。

しかし、早晩、リーグの前半戦で、そうした戦術は見事に相手に解析され、サイド攻撃の弱点である裏を取られるという形を覆す事が出来なかった。

また、新聞のニュースなどを見ると

J1復帰からわずか1年で、小林体制が終わりを迎えることになった。クラブ幹部が「勝負師というより教育者」と評するように、小林監督は補強に頼るより選手を育てることにこだわりを持っていた。居残り練習で熱心にアドバイスを送った結果、若手は一定の健闘を見せた。ただその一方で、チームの成績は低迷。強化部からは外国人選手を起用するよう度々進言があったが、指揮官は受け流していた。

スポーツ報知「【清水】続投方針急転!小林伸二監督を解任 後任はポポヴィッチ氏らリストアップ

とあるように、若手主体で、せっかく補強のために獲得した外国人選手を起用せず、みすみす得点機会を作り出すことが出来ず、結局外国人として定着したのは、オーストラリア国籍でアジア枠のミッチェル・デュークくらいのものだ。

チョン・テセは北朝鮮・韓国籍だが、在日なので日本国籍もあり、登録としては日本人籍であるため、本来ならあと、3人は起用出来ていたはずだ。

そのため獲得した、チアゴ・アウベスやフレイレ、カヌなどをうまく起用することをせず、固定で選手を起用し続け、怪我人が続出してもそうした対応を改める感じがなかったのは試合を通じても見て取れた。

一時は起用するが、その枠の選手が復帰してくると元の日本人を起用するといった対応で、機能する前に変えられてしまうので、それでは外国人選手としてもチームにフィットしていくことは出来ない。

年齢的にも長期間の活躍の望めない、カヌは別にして、フレイレや特に、チアゴ・アウベスなどは、チームにフィットしてくれればワールドクラスの活躍をしてくれた可能性の片鱗は見せていた。

そうした面では非常に残念であり、監督としてもみすみす、チャンスを逃してしまったという側面はあるのだと思います。

代わりに交渉中の監督候補

現在、候補として上がっている監督は

ランコ・ポポヴィッチ(以下ポポヴィッチ)氏(50)と崔龍洙(チェ・ヨンス)(以下チェ・ヨンス)氏(44)だ。

両名ともJリーグでのプレーか監督経験もある人で、ポポヴィッチは日本では大分やFC東京の監督をしていた。(勘違いしていたのは広島でプレーしていたポポヴィッチとは別人)、チェ・ヨンスは選手時代の印象として、攻撃的な選手でリーダーシップもあり監督になってからは、日本ではジェフ時代の活躍が記憶に残っている。

また、ポポヴィッチとセットで、元日本代表監督で、ジェフの監督も務めた名伯楽であるイビチャ・オシムをアドバイザーとして招聘しようという計画もあるようだ。

ポポヴィッチについて

ポポヴィッチについては評価の分かれている監督で、大分時代にはシャムスカの後任として就任しており、チームの立て直しなどが得意とされており専守速攻だった大分でパスを繋ぐ攻撃サッカーに転換し、その手腕は、後のFC東京でも発揮されている。

他方、セレッソでは、ショートパスが単調な攻撃となり相手に読まれてしまうことで自滅していようで、その原因は明白でフォルランというワールドクラスを鳴り物入りで獲得したが、走らず守備をしないそのプレースタイルに、FWとして入っていた柿谷が引っ張られ、ゴール前に人が足りない状況となってしまったために得点に結びつける事が出来なかったと言うわけで、そうした面では、監督としても辛酸をなめていると言って良い。

※フォルランを外さなかったのはどちらかと言えば、チームからのオファーで監督の采配外の事のようにも思える。

現有戦力で考えれば、チョン・テセや金子・北川は、走れる選手で守備もすることから、全員守備、全員攻撃のポポヴィッチの采配がはまれば、今シーズンとは違う攻撃的なサッカーを再び体現してくれそうだ。

また、オシムのアドバイザーというのは、広島時代で組んでいたペトロビッチとは違う組み合わせで、どういったアドバイスをもらうかでもかなり異なってくる。

ヨーロッパ圏の特に、バルト3国圏の選手を連れてくると言ったアドバイスなら有効に働く可能性はある。

バルト3国圏は、東欧のブラジルとも言われる地域で、球裁きのうまい選手が多く、また、体感の強い選手も多いし、ストイコビッチやモドリッチやボバンのような選手をイメージする。

そうした選手でなくても、能力の高い選手は多いのでオシム経由で選手獲得というと、そうした意味では、そのあたりの地域で能力を発揮指揮仕切れていない選手などを獲得するチャンスはあるかもしれない。

ただ、一番の問題は予算がないことなのかもしれない。

チェ・ヨンスについて

チェ・ヨンスは、監督としてはFCソウルや中国の江蘇蘇寧足球倶楽部の監督をしており2013年にはアジア年間最優秀監督を受賞している。

江蘇蘇寧足球倶楽部の現在の監督はカッペロで、金満中華リーグの中で2015-2016のシーズンは2位で2016-2017シーズンで12位と急転直下しており、この時の監督がチェ・ヨンスだったわけだ。

FCソウル時代では、コーチから監督解任で代行として監督に就任し、その後に正式に監督となり、アジア年間最優秀監督を受賞したようだ。

韓国のKリーグで強いチームというと、城南FCや水原三星が強いチームというイメージが強いので、そうした面では、監督では結果を出したが、中国ではしくじったという監督なのかも。

共に、どちらの監督でも優勝やタイトルを獲ったという結果が大事で、そうした面では1位を2回獲得していて、カップ戦も獲っているチェ・ヨンスはタイトルホルダー経験のある監督として能力を発揮してくれるかもしれない。

そして、何よりも、日本語が出来て、今のエスパルスの中心選手がチョン・テセであると言う事も相性が良い可能性がある。

まとめ

このように、監督交代という自体は、ネガティブな事も振り返るとあったという気がして、それが変わってくれる事で、チームの再生の一歩を踏み出す材料としては、前に進む原動力になるので、どちらの監督になっても、チームが大きく変化すると言う事は間違いがない。

また、メンタル面で弱い若手選手の多いチームでは、どちらの監督でもそうした面を改善してくれそうだ。

J2を経て、J1に復帰したエスパルスとしては、心技体の向上を旨としているわけで、今シーズンは、そのうち、心・体が全く伴わず、勝利に手をかけても逆転負けをしてしまうメンタル面、怪我人を多く出している体という部分で、結果が伴っていなかった。

技については、竹内の安定的出場や、松原后の傑出したサイド攻撃、金子の20000ゴール、北川の驚くゴールといった若手の活躍もあったわけで、そうした技の能力は片鱗として持っている事は確認出来ているのが唯一の救いである。

であれば、監督が替わる来シーズンは、もう一度リスタートと言う事で心機一転、勝利を求めるメンタリティの拡充と、怪我をしない体作りを行って、万全の体制で、シーズンインをしてほしいものだ。

小林監督、2年間ありがとうございます。J1への昇格感謝しています。
小林監督、2年間ありがとうございます。J1への昇格感謝しています。