【加害者家族の心情】松本麗華の父親への接見に対する窮状を訴える記事における間違い

ブロゴスに転載されている麻原の娘の記事を読んだ。

[blogcard title=面会「拒否じゃなくて」部屋から出てこられない、父・麻原彰晃(松本智津夫)は昏迷状態にあります。最新の東京拘置所の父に面会を求めた際の対応  url=https://blogos.com/article/273711/?p=2 content=真相解明こそが、一連のオウム事件の再発防止につながる道なのに、なぜ、父を治療し、きちんとした裁判を受けさせず、殺し急ごうとするのか。わたしには理解できません。もし、現在の昏迷状態にある父を国が殺すとするならば、違憲・違法行為であり、「死刑」ではなく何ら根拠のない殺人です。適正な手続きをしていただけるよう、強く求めます。]

非常に腹立たしい。

大いに勘違いをしている内容だ。

内容としては、直近の雪の降る日に父親に接見に行ったようだ。

そうすると、今週(2018年1月22日)月曜と言う事になるのだろうか。

父親は他の裁判もあり、拘置所にとどめおかれている状況で、まだ、当人には判決は出ていない。

そして、私は法曽関係者でもないので正確な判決に対する有効な答えは言えないが、これまでの裁判の内容を見るに死刑に相当する罪を犯しているのは間違いない。

実際に、サリン事件の実施を指示していたり、弁護士を殺害するように部下に促している様子を裁判で語られているわけで、その罪は間違いなく重い。

そして、その時には本人はその犯罪性を認識していただろうし、その行動や思想は身勝手極まりない。

だから、死刑になるノはある意味当たり前なのではないだろうか。

娘の意見

記事を見ると、父親は接見を拒否していてその理由は長期拘留により心身を耗弱しており精神が弱っており通常の判断能力を失っているということで、真相の判明を阻んでいる要因になっていると言う事だ。

しかし、今、行われていて問われている麻原の罪は、正常は判断ができ他者に命令を下せる状況の時に行われた事実において裁判で争われている。

確かに、本人は自身の裁判ではなにも語っていないどころか、裁判を冒涜するような混乱を巻き起こすような奇異な行動を起こしている。

そして、正常な判断を行えない風を見せている。

その結果、現在では長期拘留により精神に異常をきたしているという論法なんだと思います。

根拠として

昏迷とは、父を診断した精神科医の先生によると、
「昏睡の前段階にある状態。昏睡や擬死反射と違って起きて動きはするけれど、注射をしたとしても反応はありません」
とのこと。

先生は、父に関して「松本被告人に関しては、会ってすぐ詐病ではないとわかりました」、「これは間違いなく拘禁反応によって昏迷状態におちいっている。そう診断」したとのことです。

と言う事を上げている。

しかし、待ってほしい。(朝日新聞論法)

詐病かどうか以前に、麻原が引き起こした犯罪行為については、他の受刑者が既に証言をして刑罰が確定している内容を見るに麻原の指示を受けたということを裁判所は認定をしているのではないだろうか?

であれば、再び、麻原の裁判が開廷されれば、その判決は死刑になるのは間違いないように素人考えでは思う。

そこに本人の証言があろうがなかろうが、黙して語らずは、その代理人である弁護士と検察が立証をして、裁判官が判断をするので黙秘をしたと言う事になり、弁護と検察の開示した内容から裁判官が判断をすればいい。

つまり、そこに本人の弁償などは不要ではないだろうか。

そして、罪というものは、それを犯した時にどう判断をしたかが問われるべきで、そこに現在の状況を考慮されるべきではないと思います。

しかし、娘は、今の現状を持ってそれを覆そうとしている

これは心神耗弱の症状が見られるようになったことを受け娘が起こした行動のようですが

2007年1月に父と面接をした日本弁護士連合会は2007年11月に、東京拘置所に対し
「被拘禁者A(父のこと)が人間として最低限の生活を自立して行うことができない状態にあると見ることができる。特に重視しなければならないのは、拘禁反応の症状のひとつである『昏迷』の結果として自らの安全を自分の意思で確保することができなくなっている」
「現段階において(拘置所が)可能な必要最小限の精神科的治療すら実施していない」
と、父に対する治療をするよう「勧告書」を出しました。

しかし、自分で

調査を行うために東京拘置所に赴いた家庭裁判所の調査官でさえ、2013年、東京拘置所に面会を拒否されています。

と書いている通り、結論としては、当人が拒否の姿勢をこのときに見せていたわけだ。

今も父は、排泄物にまみれた部屋に放置され、治療も受けられずにいるのでしょう。人間として扱われていない父の病状は、あの筆舌に尽くしがたい状態から更に悪化していると思います。心配でなりません。

とまるで、拘置所は糞尿にまみれた不衛生な交流の場であると書いていますが、少なくとも拘置所に入っていた人間から聞いた話では、拘置所内はそういった不衛生な場ではないし、管理をしている人間もいる。

そして、刑罰が確定している人間に対して、その拘留を行うために心身を耗弱させるようなことをわざわざする訳もないのではなかろうか?と考える。

人間として扱われていないといったことを誰かが立証したり、証言をしたりしているならわかるが、当人がそれも含めて拒否をしている以上、そんな扱いはないと言う方に私は支持をする。

仮にそうした自体があったとしても、それは身から出たさびで刑の猶予を受けている現在の状況は、被害者から言ったらとんでもない状況であることは明白なわけだし、

父は現在も心神喪失の状態にあります。

と言っているのは外形から想像した物言いであって、心神喪失ではなく心神耗弱であればそうした自体に当たらないのではないだろうか?

心神喪失は、まったく意識が不明でなにも出来ず人物も不明な状況なわけだし、心神耗弱は一時的にまいっている状態なわけだから刑を受ける期間で、回復させる措置を施せば良い。

つまり、死刑を執行するときまでに、この娘が言っているような回復措置を施せばいいわけで、それは牢屋に入っている状況でも行えるわけだ。

牢屋からだして拘束を受けない状況で、心身を健康な状況に直す必要があるならばやはり、それは無視をしてもいいし大罪人に対してそうした措置入院てきなことを国が施して納得する人の方がどうかしている。

よく、こういった状況だと人権がと言ったことを騒ぎ立てたり娘がかわいそうだといったことで、犯罪を犯したのは本人であってその娘は関係ないという論主を展開する人がいるが、それはおかしいと言っておく。

犯罪というのは、家族がいる場合、その罪はその家族にも及ぶのだ。

本人以外に責め苦が行くことが、犯罪者本人への罪の認識をさせるよい機会であるはずで、それだけ重い罪をおかしたと言う認識を持たねばならない。

なぜなら、人の命を奪っていたり、それに相当する被害を与えているからだ。

人の命を奪いの、のうのうと父を助けてと叫ぶ娘の行動も間違っていて、それは娘の自己欺瞞であって、被害者の感情をまったく考慮していない。

多くの人を殺害した罪は、娘も含めて償う必要があり、それはどれだけ立っても許されない。

それだけ人の命を奪うのは重い罪だと言うことを、まだ、娘は理解してないのだろう。

罪とはなんであり、親子、兄弟、姉妹に及ぶ罪とはなんなのか?を認識するにはよい作品なので原作を読んだり映画化もされるので、未読であったり、映画も見ていないようならこの麻原こと松本智津夫の娘である松本麗華は読んで、父親が何をしたのかを認識してその行動を改めるべきだろう。

被害者のためにも、加害者の家族は決して幸せにはなれないし幸せになる権利があると勘違いしてはならない。

これは人権というものを持ち出すのであれば、余計にそうで、被害者の行使できるはずだった人権を加害者は奪っているのであり、それを制限されてしまうのも罪を償う一環と考えられないのであれば、なにも反省をしてないと思われても仕方ない。

もう一度書く。

殺人における加害者の人権は、被害者によって制限されてしまうのだ。

それが平等ではないといったことを言うなら、やはり加害者から平等であるべき権利を奪った加害者にはそれを言う権利はないだろうし、加害者家族がそれを訴えてはいけない。

平等とはそういうものだ。

もちろん、適正手続など受けられておりません。父は今まで、いえ今も違憲・違法に扱われています。

真相解明こそが、一連のオウム事件の再発防止につながる道なのに、なぜ、父を治療し、きちんとした裁判を受けさせず、殺し急ごうとするのか。わたしには理解できません。もし、現在の昏迷状態にある父を国が殺すとするならば、違憲・違法行為であり、「死刑」ではなく何ら根拠のない殺人です。適正な手続きをしていただけるよう、強く求めます。

だから、この松本麗華の最後のこの一文は現実を認識していない甚だ、不遜な考えと言わなくてはならない。

国が死刑に処しているわけではなく、その加害者の罪によって加害者は殺されるのであって、国は代替して手を下しているに過ぎないのであってコレを違法・違憲と言ってしまうのであれば、娘である松本麗華は、父親の犯した罪を全く理解しておらず、その罪が自身にも及んでいることも理解していない。

あえて言えば、この罪を認識することこそが、加害者の娘である松本麗華のするべき行為であって、現状において批難を向けるのは間違いと言えるのだと思う。

そして、その加害者の親族が、加害者ではないのに責め苦を負う必要があるすべての原因は、社会や国にあるのではなく、加害者である松本智津夫が犯した罪に、そのすべては起因するのではないだろうか。

少なくとも、私はそう思う。



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