霧社事件を元にしたセデック・バレがNetFlixで配信開始

日台友好と言う事を叫ばれているけど、歴史的に見ると台湾を日本が占領したときにも不幸な事件があった。

その事件とは霧社事件という悲惨な事件だ。

霧社事件(むしゃじけん)は、1930年10月27日に台湾の台中州能高郡霧社(現在の南投県仁愛郷)で起こった台湾原住民による日本時代後期における最大規模の抗日蜂起事件。

Wikiより 「霧社事件

実際の歴史からみると

日本は台湾を日清戦争後の戦時賠償で、割譲されたわけだけど当時から漢人と称している人たちは確かに台湾にもいて交易を行っていた。

しかし、日本が統治されてから本格的に文明開化が訪れて電気、鉄道、ダムなどの開発が行われて学校なども建設。

寺社仏閣も建立されて、日本化が行われた。

この辺りは、大東亜戦争時に日本に組み入れられた韓国なども同じで、それ以前は清という国およびその後に出来た中華民国という国家の隷属国であって決して独立国ではなかったわけだ。

この辺りは実際に占領されて、その国のそれまでの文化や風俗をなくしていくという課程があるわけだから、不幸な事件などは起こっている。

韓国では、あまりその国の国民が蜂起をして占領している日本軍や日本人を虐殺して抗日運動を展開したという話はないけど、台湾では、野蛮人の元になっている山間部に住む部族が日本に対して蜂起して、駐留していた日本人を虐殺している。

その様子を克明に描いた映画が「セデック・バレ」という映画だ。

これAmazonでもプライム配信されていなかったので、買おうかなと悩んでいたところに、なんとNetFlixで配信が始まった。

ストーリーは以下

台湾のセデック族は、誰からも支配されることなく狩猟や首狩りをして自由に暮らしていた。しかし日清戦争後、進駐してきた日本軍と戦って敗北し捕えられる。その後、警官の監視のもとで文明的な生活を強制されるが、日々鬱屈した不満が高まっており、警官へのリンチ事件をきっかけに、他の部族と共に武装蜂起を決意した。それは最初から勝利の見込みのない、部族としての誇りを取り戻すためだけの戦いであった。派出所の警官を襲撃した後、運動会に集まっていた日本人たちを手当たり次第に惨殺し、山中でのゲリラ戦を仕掛けるが、対する日本軍は毒ガス、敵対部族の動員などによって追い詰め、壊滅へと追い込んでゆくのだった。

出演
モーナ・ルダオ(壮年):リン・チンタイ(林慶台)
タイモ・ワリス:マー・ジーシアン(馬志翔)
小島源治:安藤政信
鎌田弥彦:河原さぶ
高山初子(オビン・タダオ):ビビアン・スー(徐若瑄)
モーナ・ルダオ(青年):ダーチン(大慶)
佐塚愛佑:木村祐一
江川博通:春田純一
後藤中隊長:中村竜
宮川通信兵:ディーン・フジオカ
樺山資紀:野口寛
大島少将:日比野玲
深堀安一郎:石塚義高
吉村克己:松本実
杉浦孝一:吉岡そんれい
樺沢重次郎:にいみ啓介
菊川督学:蔭山征彦
花蓮港庁警察隊長:米七偶(林田充知夫)
花岡一郎(ダッキス・ノービン):シュー・イーファン(徐詣帆)
花岡二郎(ダッキス・ナウイ):スー・ダー(蘇達)
川野花子(オビン・ナウイ):ルオ・メイリン(羅美玲)
マホン・モーナ:ランディ・ウェン(温嵐)
タダオ・モーナ:ティエン・ジュン(田駿)
パワン・ナウイ:リン・ユアンジエ(林源傑)
小島マツノ:田中千絵(特別出演)

という出演陣。

物語の世界は?

セデック族というのは、台湾で暮らしていた山間部に暮らしていた、首狩り族。

なんと首狩り族なんだよね。

佐塚愛佑を演じていた木村祐一ことキム兄も、結構しっかり戦ったけど、挟撃されて首チョンパされている。

映画の中では、部族の誇りや決して屈しない誇りを描いているわけで、文明が急に流入してきて、先人文明が銃だけ持って山野で狩りをして暮らし、交易は漢人との商いのみであったところに日本からいきなり文明が持ち込まれた。

少し様相は違うし政治などもないが、日本が台湾に対して見ると黒船的な役割を果たしたことになる。

それは、今までの価値観を崩壊させられ備えのないところにいきなり格差を持ち込んでしまうために、風俗の違いなどで軋轢や進んでいる側からの差別や蔑視というもので抑圧されてしまうセデック族が、そうした差別や蔑視といった抑圧から暴発して虐殺をしたという形で描かれている。

上下巻の2部構成の映画で上巻は、セデック族が抑圧されていく経緯を語っている内容になり、最後にセデック族が蜂起して日本の警官含む人たちを虐殺するというシーンで幕を閉じる。

それに対して、下巻は日本は軍が参戦をして、蜂起をしたセデック族を殺していく内容になっている。

実際に起こった事件を元にしているし、その作品の資本は作られた当時の背景を考えるとかなり中国資本も入っているのかもしれないが、かなり公平に描かれている。

虐殺シーンなどもあるので地上波やHuluといったレーティングが地上波準拠の配信サービスでは決して配信されない内容なので、歴史的な不幸を知るという意味でも見てみると、良いのかもしれない。

見るときの注意点として

現在では、こうした憎しみを持っても不思議ではないし、持っている人もいるかもしれないが台湾は独立した国だとは思っているし、2つの中国と言っている中華人民共和国という独裁国家の要求を聞いて、台湾を国と認めない日本の姿勢もどうかと思う。

まあ、中国との関係もあるので、そうしたことを容易に言えないのはわかるが、そろそろ国と認めて中国と対峙しても良いのかもしれない。

だって、中国は尖閣諸島を勝手に自分たちの領土と言ってみたりしているわけで(まあ、台湾も言ってるけど)南シナ海も自分たちの海と言ってみたり、沖縄は自分たちの領土と言ってみたり、何十年後には北海道は中国の吉林省だっけかな?になっていると言っているわけで、どっちが正しい歴史を直視していないのか?と言うことを公表しても良いのかもと思ってしまう。

これは別に憎いとか、ムカつくなんてレベルの低い話ではなく、経緯や事実を元に考えているわけで、そうしたことも実際的に考える必要はあるのかなと。

あと、こうした映画をみるとすぐにセンシティブな人は、ほら、戦前の日本はこれだけ悪いことをしていたわけで、日本は酷いし力を持つとろくなことをしない論を展開するひともいるけれど、そうではなく、実際に起きた事件を振り返って、こうしたことは、これからは起きてはいけないし起こしてはならないという教訓とすべきという話。

昔のことを現代に当てはめて、語るというのは事実を捉えていない行為であって、それこそ馬鹿のすることだ。

事実を事実として捉えるだけではなく、そこから何を得るか?

そうではなく、現代に生きる私たちは、そうした事実を受けて教訓とするということなんだよね。

そうした意味でとても意義深い映画になっている「セデック・バレ」は是非見てほしい映画だ。