システムを乗り換える と言う事は運用の仕方も変わると言うこと

先日、依頼のあった件でのトラブルの事をまとめておく。

依頼内容は、WelcartというWordPressで国産のECシステムとして稼働させる事の出来るプラグインで、それを使ってECサイトを作りたいと言う内容。

ただ、元々は、ECキューブ2という古いECシステムでサービスを運用していた様だ。

扱っている商材が怪しいというか、輸入系なのでクレジットカードの審査に落ちてカードなしで運用していたようだ。

こうした商材は、カードの審査からはじかれるので、実は裏メニューで提供されているカードベンダーと契約するしかない。

だから、商品の販売価格も高くなるし爆売れすることもないけど、そこそこの流通量が実はSEO等からの流入や、エロSNSアカウントで売れたりするという経路が作れるから仕入れさえできれば、良い商売になるから、昔からネットで売られている。

そんなクライアントだから、まあ、Welcartだと国内のカードベンダーに限られてしまうので、海外のカードベンダーを導入しやすいWoocommarceで作ることをおすすめした。

※今回は、この辺りの知見のコンサルは受けていないので、その辺りの情報は提供していない。実際、●●スとか○○ザレ○○にテ○○ムなどは怪しい商材でも受けてくれる。ただし手数料が馬鹿高い。まるでAppleさんの先駆け?と思うような数字だからびっくり。

まあ、デザインを先に仕上げて、あとは、運用を覚えて貰う段階で、相手の要望にびっくり。

商品データを移行するときに、ECキューブ2のシステムアカウントを開示して貰い見せてもらったが、その時にこっそり売れ行きを見せて貰った。

そこで、やりとりされている内容を見る限り、月商100万いかない位で、ECサービスとしてはほとんど忙しくないサービスと言っても差し障りがない運用状況だった。

おそらく、コレをもっと売り上げを上げたいと言う事で、WordPress+ECシステムでSEOの流入を増やすという事を目的にしているのだろうけど、SEO対応の仕方と商材の商品掲載の仕方、ディスクリプションの書き方などを見ても、効果を発揮出来る様な書き方をしていないのだから、これでは徒労に終わってしまうと思い、リニューアルに際してはそうした部分も改修をしてあげる事にしていた。

しかし、データまで作って納品という段階になって、ECキューブと運用の仕方が違う!同じにしろと来た。

いやいや、何言っているの?

初めにシステムを変える事になるのだから、運用の仕方も違うよと言う事は言っていて、それはWordPressの運用の仕方と変わらないけど、ECキューブとは違いますとね。

こうしたトラブルになるかもな~と言う事で、初めからこちらの説明態度は一切変えずに相手の要望をヒアリングした段階からもきちんと出来る事、出来ないこと、要望を受けたことに対するそれを導入したければ金かかるよと言う事は伝えていた。

しかし、納品の段階でちゃぶ台返し。

結局、相手側もおそらく依頼を受けて作っていた部分もあったようで、知見もなにもないのに外部に委託して開発させるスタイルで、金を払っているのだからできあがるモノは俺様の言うとおりのモノを作れって話をするような古い考えの持ち主。

でも、昨今のクラウドソーシングのスタイルでは、対応する範囲を決めてそれを上回る部分は、追加予算になるのは当たり前。

だから、初めから予算で出来る事を提示してそれを超えた場合は、追加と伝える事の出来ないとフリーのエンジニアとしてはやっていけない。

さらには、相手の現状を分析して、その問題点を指摘、解決する方法はある旨を提示して追加の予算を求める。

あとは、デザインサイドで事前に解決をしておいたり、予算内でここまでは要望をくみ上げて対応をする事の出来る事を提示して追加は必ず予算を提示して受けるスタイルでやるのがプロの仕事。

しかし、相手の論ではプロは言わなくても先回りして、こっちの要望を勝手に斟酌してシステムを作るモノだと言った、言わなくても良いモノ作れと言う姿勢。

だったら初めから予算をケチらないで、こちらの要望をヒアリングしている段階で、こちらのヒアリングした内容に答えるべきだろって話。

それが、出来てないのに後からここが気にくわないとか、運用の仕方が変わるから運用効率が落ちるのでそれは嫌だから旧来のシステムにあわせろときたもんだ。

それは、ハッキリ言って、運用の効率が今まで悪いと言う事を認識していないし、自動化を何もしていないのに、いままでの手動のやり方をなくされると困るというスタンス。

運用方法を変えることで見えてくる世界もある

これでは、SEOの対応が間違っている事も気がつかないし、国産のクソ高いシステムを導入して非効率な運用を続けて行くことになる。

ただ、既存の運用方法が最良で、それ以上はないし、今までの運用方法が間違っていないと考えるのは大きく間違っていると言える

ある程度のオートメーションの運用が出来る事が、新しいシステムを使う事の最大のメリットで、今まで手動でやってきた事を、自動化されると困るとか、ハッキリいってシステムを理解していない。

それに、こちらは相手の言い分を聞いて、それに反証しても、長文は見ないし答えないと来たもんだ。

回答はYesかNoで答えろと来る。

そんなコミュ障なクライアントも初めてだったけど、金を払っていれば自分の要望が通るなんて考えるのは大きな間違いで、求めている事の結果を得るために金を払うはずなのに経過を拒否する時点で、そんなクライアントはクライアント足る資格ないんだよね。

まあ、今回は、間に入っていた人がそうした最低な人だったわけで、その上位の決裁権のある人がかなりまともだったので助かったと言う話で、きちんとやりとりについてもロムを取っておいて良かった次第です。

相手を見て備えるのではなく常に備えを持っておくことが大事

何事も備えは大切だし、相手が聞かなくても論理だって説明をして、求める内容について開示を出来るだけの知識と論証の出来る対応は必要だ。

相手に、クレームを入れるにしても夢を邪魔するとか、話が違うというのは何にも論拠を由来していない無価値な反証だからね。

トライアンドエラーが日常のネットのサービス提供の世界ではそうした希望と違う状況になることは、当たり前でトライの段階で破綻することは当たり前。

だから、初めに提供できるものは提示してあるけど、それは収益が上がってからとなるのは実は常識を考えれば当たり前。

そのあたり、きちんと初めの契約を書面にして結ぶ必要あるなと言う認識を改めて持った事象だった。

※予断だけど、クラウドソーシング系の日本のサービスでは、クライアントと受託側がもめたときにはクライアント側が優位に出来ていて、受託側から契約を切るとそこまでの作業工賃がもらえない。これは、かなり不公正な仕組みで、海外ではそこにきちんとリーガルの仕組みが入っていてい、紛争が発生したときにその紛争を解決するためにサービスが仲裁に入る形になるが、日本のクラウドソーシングではそうした対応を取らない。特に上場している会社であればあるほど、そうした仕組みになっているように思う。これは依頼する側も、受託する側も質が低いからと言う事は間違いがないのだけど、おそらく上位サービスを作ってプロの人はそちらに誘導したいという思惑があるのだろう。ただ、それってクラウドソーシングの仕組みとしては決定的に駄目なサービスと思ってしまった。だって使う側にはストレスしか与えないしね。