メディアという定義を考える時、伝える伝わると言う事を使命とする以上、なにかをなすためには数を取らなくてはいけない。

これは否定出来ない事実だと思う。

こんな記事を見た

この記事では、

サイバーエージェントの公式発表によるとAbemaTVが300万DLを突破したようです。4月11日の本格的なスタートから約1ヶ月半での突破となっており、各メディアは好調だと見ているようだ。

と言う前段から始まっている。

スタートして1ヶ月で300万DL突破というのはメディア規模として考えた時に年内には1000万は超えると言う野望を考えると順調と言える数字。

グノシーやニュースピックなども単にニュースを再配信していたりするメディアなのでアプリとしてそこまで価値があったかと聞かれればどうなんでしょう。

と言う風に思ってしまう。

でも、メディアというのは多くの人に使ってもらう=みてもらうと言う事を初めにしないと誰も見向きもしないで空論を言っているだけの言論家と同じに成ってしまう。

だから、記事内で語られている

1DLを数十円で買えると言うのは正しくもあり、間違っている回答というか疑問でもある。

これは、テレビ、新聞などの既存メディアだって、その存在を知らせる為にテレビ局自体の広告をながしもするし、番組のCMだって流す。

見逃し番組を配信しているティーバーなどは特にそうで、この番組をもう一度見たければティーバーへと誘導している。

こうしてアプリやサービス自体の存在を知らせることは大いに意味があるし、決して否定する事のできる行為ではないはず。

これをグレーとか言ってしまう感覚は、正義感の乱用であり、TwitterであってもFacebookなどであっても広告は出稿しているし、Youtubeだって配信者を募る広告を出しているがあれもYoutubeと言うサービスの広告である。

ブーストは、アプリのダウンロードをする代わりに対価としてデジタルコンテンツなどをダウンロードできたり、アフィリエイト報酬(この場合は現金だけでなくポイントも含む)を得たりする事のできるインセンティブ広告に過ぎない。

これは、ラジオやテレビがスペシャルウィークといって番組を広く認知してもらう為のプレゼントキャンペーンと同じ。

コレを外部の広告でやっているだけなので、別にどこがグレーなのかを逆に証明しなくてはいけない気がする。

ちなみにこのブースト行為だが、Appleのガイドライン上、順位操作でありユーザを惑わす行為であることから正式に違反となるが、実際はアップルは見て見ぬふりで業界では横行している。いわゆるグレーゾーンだ。

またブーストを実施するアプリ提供者は、その直接的なダウンロード効果でアプリを利用してもらえる率は極端に低いため、その後アプリストアでランキング順位が向上し、自然とダウンロードして利用してもらえるユーザによる効果を期待していることが殆どだ。
上場企業によってはダウンロード数を増やすことによるIR効果もあるかもしれない。

いったいアップルはこのブースト行為をいつになったら本格的に規制するのだろうか。

これは、このブースト自体を規制しているのではなく、既に既存ユーザーが多くいるはずのアプリが順位を操作する為に、お金を払ってもダウンロードを促進している事を規制する規約であり、ブーストという初期の認知を広める手段を規制するものではない。

また、アベマTVなどのようなメディアアプリの場合は、どの道、アプリがある程度ダウンロードされた後は、こうしたブースト広告は歩留まりが悪くなるので、停止をするだろう。

アプリの広告の手法としては、初期は認知機会として、ブーストでとにかくアプリ自体を使用してもらう機会を持たなくては始まらない。

そのご通常の広告や、リスティング、アフィリエイトと分散をさせるのは当たり前であり、この当たり前は、リアスな空間でも同じである。

店舗を開く場合は、顔なじみや知り合いを多く招き店舗を知ってもらう。

その後は口コミや商品であれば使用感をレビューしてもらい、それを雑誌などで知らせてもらったり、テレビで紹介してもらう。

こうした通常のマーケティング行為と何がちがうのか?

規制というと、その記述がある行為を全て規制しているように見えるかも知れないが、そうではなく、その規制自体が誰に向けられているモノなのかを認識しないと誤った答えを導いてしまう。

端的に言えば、上記の記事のライターはその辺りの事を斟酌しておらず、グレーゾーンのブーストが全てに対して禁止されている規制行為のように語っている時点で、視点が間違っているように思います。

桜庭さんのブログはおもしろくてみているが、たまにこうした論点がずれている記事が見受けられるのが残念である。

まあ、AbemaTVはこれからのメディアであり、300万ダウンロードされているからと言って順調に視聴者を増やしていくとは限りませんからね。

少なくとも問題点としては、あの視聴者の数字のカウント部分に疑義を挟むべき。

アメブロのアクセス解析結果から見ても内部のクローラーのアクセスが7割を超えているといった話も聞かれることを考えると、とても常時にあの数がみているようにはかんじられないからね。