いまさら動画配信プラットフォームを作る理由ってなに?

プラットフォームとは、ようするにそこを平場にして様々な参画者がコンテンツを供給していくというソリューションなわけだけど、プレスリリースを見ると

参画者

TBSHD:31.5%
日経:16.6%
TXHD:14.9%
WOWOW:14.9%
電通:14.8%
博報堂DYMP:7.3%

という株主比率

TBSとWOWOWはドラマ制作で近しい関係にいるからわかる。

日経とTX(テレ東)は一体だからわかる。

電博は反目もあるけど、結局は代理店で各々のクライアントをここに載せようって考えなのかな?

そうなると、単純にTBSオンデマンドとWOWOWのオンデマンドとTXオンデマンドを統合しようって事なのかな?

実はプラットフォーム事業って規模が大きくなればなるほど、コストが膨らんで土管屋になってしまう。

その上に流通するコンテンツが多くの人に見られて利用されればいいけど、それなら既存のユーザーが多いAmazonやNetFlixに配信したりプラットフォーム自体はYouTubeをベースにした方がよほどいい。

ここでYoutubeを参考に考えて見る

テレ東 チャンネル登録者 193,734

TBS チャンネル登録者 163,251

WOWOW チャンネル登録者 29,578

こことざっと見るとなっている。

Youtubeチャンネルにのせているコンテンツはテレ東は一部人気ドラマなどを期間限定で公開していたりするけどTBSは概ね番組のダイジェストのみ

WOWOWはちょっと異色で昔からネットのライブ配信なども独自で行っていたりオリジナル番組をこうしたところで無料公開している。

まあ、そもそもがBSなどやNHKに加入している事が視聴の条件だったりするので視聴するハードルが今やものすごく高いサービスで、自前だけでなく地上波のテレビ局(地方もあわせ)ドラマを制作しているわけで、AmazonプライムはNetFlixにも既にコンテンツ提供している。

電博も自前制作のコンテンツから出資コンテンツ、クライアント共同制作といった自社コンテンツを抱えているわけです。

どうせ目指すなら、日本にコンテンツを流すのではなく海外へのオリジナル番組の販売チャネルという事を目指さないとならないのにターゲットが思いっきり国内なんだ。

動画配信プラットフォーム新会社設立に関するお知らせ ニュースリリース一覧 ニュース 電通

これだけでもヒットも認知もされずに終る予感。

しかし、かなり適当に作った資料だな。

目玉ってAIなど最新技術の活用なのかもだけど、独自コンテンツによる未知の体験って。。。

都度課金の既存プラットフォームをサブスクリプションモデルにするってことなんだろうな。

でもそれって

GEOなどもオンデマンドサービスを初めて半年くらいで撤退をしている。まあ、GEOはビデオを配信に取られ、中古販売をメルカリに取られ攻撃くらいまくっているので衰退産業ではあるけど、どうなるのか。。。

サービス開始時期

2018年4月(予定)
(2017年秋以降をめどにプレサービスを開始予定)

う~ん、遅いよね。

今さら発表するなら夏にはできあがっていて大きなライブとか番組制作の発表とか網羅的にするならわかるけど、なんでこんな中途半端な。

資本金も80億とボリュームはあるけど、コンテンツ調達を考えるとすぐに底付くレベル。

何年耐える事ができるのか。

オリジナルものを数本作って終りな気もする。

生暖かく見守ろう。

まあ、各社分散されている配信サービスが赤坂界隈だけでも統合されるという意味ではいいのかもね。

1つ思うのは、この金で既存のプラットフォーム買えなかったのかな?



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