清水エスパルスは今シーズンは散々の結果だけど、なんだかんだと12位でフィニッシュしたわけで、これじゃいけないとクラブも改革を推し進めているようだ。

2019年シーズンの振り返り

天皇杯の決勝までいくという淡い期待も、散々な敗戦で正に今シーズンを象徴するような敗戦。選手たちも戦っていく中でなにかの積み上げなどない。とにかく勝ち抜いて在留を目指す事になったわけだ。

そうなると、正に頼みの綱であるドウグラスにボールを集めて戦術ドウグラスで戦う事になる。

でも、近代サッカーでは、一個人の力というのは一時は通用しても次第にそれは通用しなくなる。

例えばバルサのメッシもそうだ。

若いときには個の力で戦い、スアレス・ネイマールというMSN陣容でリーガエスパニョーラを席巻したときもある。

そして、今はスアレス・メッシ・グリーズマンというパートナーで勝利を重ねている。

このように個からの脱却の先にはやはり戦術と集団という戦いが必要になる。

そうなると、エスパルスも2020年シーズンはドウグラスを中心とした攻撃陣の組み替えは必須だ。

マリノスのポステコグルー体制は、外資のマンチェスターシティからのフィードバックを受けてのサポートが合ったわけだけど、エスパルスにはそうしたサポートはないがフロントも変わった。

GMは大熊さんになったし散々な言われようの大榎は一歩下がりフロントといってもサポート体制に盤石さは加わる事だろう。

切り捨てるのは簡単だけど、培ってきたものを継承してそれを積み上げていく事は大切だしね。

そうした意味で、今獲得している新加入はまだまだ新人の若い選手だけなのだし、出て行く選手引退していく選手もいる。

それを考えれば、補強はされるだろう。

では、どんな戦術になっていくのか

そして、新監督はピーター クラモフスキー 監督なわけで、ベースはマリノスで行われていた戦い方なのだろうけど、ポステコグルーとはまた違った戦術でもあるのだろう。

個人としては、フォーメーション云々ではなくゲーゲンプレス+5レーンに変えていくことは必須だと思う。

今までは、4-4-2か4-1-4-1というフォーメーションだけだった訳だし、プレスなどの意思統一なども不十分だし、ショートカウンターだけが戦術だったと言える。

近代のモダンサッカーでは、プレスサッカーはゲーゲンプレスに代表とされるイングランドプレミアリーグを席巻しているリバプールのユルゲン・クロップ監督のサッカーが代表だろう。

ゲーゲンプレッシングを構成する要素には集団的にボールへ向かっていく動きだけでなく、ボールロスト前の立ち位置やボールロスト後のポジションの取り方も含まれ、その違いによっていくつかの型が存在しているのだが、メンタリティの観点からすべてが同一視されているのが実情だ。

ゲーゲンプレッシングに共通するのは、チーム全体がボールロストの瞬間にスイッチを入れ、連動しながらボールに対して強烈なプレスをかけること。成功させるためには、ボールを失う前にあらかじめ各選手が適切なポジションを取っていなければならない。基本的には選手間の距離が極端に広がっていたり、数的不利の状況では効果は薄く、攻撃的にコンパクトな陣形を取り、選手間の距離を縮めている時ほど威力を発揮する。

この戦術と5レーンはかなり相性がよくクロップのリバプールはこれでクラブワールドカップを制している。

対して、バルサのポゼッションサッカーも5レーンとつなぎ、且つ、カウンターという素早い攻撃を旨としているわけで、日本でも川崎フロンターレやコンサドーレ札幌などポゼッションを旨としているチームも増えている。

2019年シーズンはそうした事も思考していた節はあるがヨンソン監督はそこまでのビジョンと練習でそれを課すことも出来ず、守備の崩壊をまねていて頓挫してしまった。

あとは戦術の要としてのドウグラスの復帰を待つだけのシーズンになってしまい、結果、落ちるところまで落ちてヨンソン監督の解任のあと篠田監督に引き継がれる事になる。

篠田監督が着手したのは守備と攻撃の切り替えで、4-2-3-1でスタートして4-1-4-1と中盤を厚くして守り切りを狙うサッカーに終始して、最終版の6試合では本来勝てた試合も審判のつたないレフリングで落してしまった。

だから、コレを解消するにはこれまでやってきた事を壊す必要は有るだろう。

では、どういった選手が必要か??

2020年シーズンはそうした意味で、鹿児島キャンプでは戦術がどういったものになっていくかが肝要で、新しく加入する

MF
ノリエガ エリック (エスパルスユース)[内定]
鈴木 唯人 (船橋市立船橋高校)[内定]
FW
栗原 イブラヒム ジュニア (三菱養和SCユース)[内定]
川本 梨誉 (エスパルスユース)[内定]

がまずは決まっているメンバーだが、今シーズンのメンバーとして残るのはスタメン組は残る可能性は高い。

また、活躍出来ず出場機会も恵まれないチョン・テセが残る事になるかは不透明だし、外国人枠ではないにしても噂で出ている。

ティーラシンが入ってくれば、どうなるか?という面もあるが正直ティーラシンは不要だろう。

ボランチとしてすでに候補に挙がっているJ2で過ごしていた選手も加入するが、エリックや返ってくる事が確定した宮本などもDMFで活躍してくれる可能性はある。

どのみち中盤を厚くする事も必要だし、ずるずる下がってしまう癖があるDFラインも変わる必要はあるし、今シーズン出番がなくスタイルがわからないが加入している福森や怪我をしてしまった吉本なども復帰してくる事を考えれば、ファン・ソッコも残るかわからない。

そして、また、ブラジル人DFをとることも噂されている。

そうした陣容がそろって、キャンプで作り上げていくことが出来るのかということが一番大事な部分なので、意識の統一を阻害してしまうような、弱気の元になるようないままでのエスパルスはうち捨てて新しい戦いの術を手に入れることが出来るかが大事になってくる。

そうした意味で、

契約満了

MF
鎌田 翔雅
楠神 順平
増田 誓志 [引退]

移籍

DF
飯田 貴敬 (京都サンガF.C.)[完全移籍]
二見 宏志 (V・ファーレン長崎)[完全移籍]

と鎌田などが出てしまうと右サイドは不安だが、エウソンもいる事だし、本来松原のサブ面のはずである二見をセンターバックで使うという自体をずっとつづけてきたここ数年。

ある種、移籍に伴う改革がおきやすい状況になった。

ここ数日、他チームの移籍話がたくさん出ているが、これまではJ2が終了して、早めにJ1のDAZNマネーを活用出来たマリノスやJ2からの昇格組であるレイソルや京都などの補強が目立っている印象だし、まだまだストーブリーグは閉じているわけではないので目が離せない。

話が漏れてきているけど、漏れていない話もあるわけでその方がチームの補強としてはとても健全だと思うので、年明けのお年玉を楽しみにして年末を過ごしたいと思う。

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